写真上から、基坂、東坂、弥生坂、常盤坂、姿見坂、幸坂、千歳坂、船見坂、魚見坂です。
基坂(写真上から1番目):
昔、この坂の下の方に函館から札幌に向かう函館本道の起点がありました。それで、基坂と呼ばれるようになりました。
基坂を登っていくと、旧函館区公会堂,旧北海道庁函館支庁庁舎があります。もっと昔には箱舘奉行所がありました。函館の行政の中心でした。
常盤坂(写真上から4番目):
昔、この坂の上に屋敷があり、そこに大きな立派な松の木がありました。その松の木は源義経腰掛の松という有名な松の種から育ったものだったそうです。この松の木にちなんで、この名前がついたそうです。
姿見坂(写真上から5番目):
昔、この坂の上の方に遊郭がありました。遊郭というのは東京(江戸)の吉原みたいな所です。遊郭では、綺麗な女の人がたくさん働いていました。この坂の近くへ行けば、綺麗な女の人の姿を見ることができるので、姿見坂と呼ばれるようになったそうです。
幸坂(写真上から6番目):
この坂を登って行くと旧ロシア領事館があります。
魚見坂(写真上から9番目):
函館は昔、ニシンがたくさん取れました。岸壁から海に向かって木の棒を投げると、ニシンがあまりにも沢山いるので、棒が立ったままなかなか倒れなかったそうです。ほんとかどうかわかりませんが、子供のころ祖父母から聞きました。魚見坂からは、そんなニシンの群れが見えていたんだと思います。
この坂を登って行くと外国人墓地があります。