所在地:北海道函館市船見町17-13
旧ロシア領事館の歴史:
*1858年(安政5年)・・・初代ロシア領事、ゴシュケビッチが函館にやってくる。最初は、弥生町の実行寺内に仮領事館を開設。
* 1860年(元延元年)・・・ハリストス正教会の敷地内に正式なロシア領事館を開設しましたが、6年後火災で焼失。この時の火災は隣にあったイギリス領事館から燃え移ったそうです。
*1906年(明治39年)・・・現在地に再度建設されましたが、翌年大火で焼失。
* 1907年(明治40年)・・・再建。これが現在の旧ロシア領事館です。
*1944年(昭和19年)・・・ロシア領事館閉鎖。
*1964年(昭和39年)・・・旧ロシア領事館は外務省の所管となっていましたが函館市が買い取る
* 1965年(昭和40年)・・・函館市が青年の家開設。
*1996年(平成8年)・・・青年の家閉鎖。
現在の旧ロシア領事館:
現在旧ロシア領事館の内部は見学することが出来なくなっています。以前は青年の家として、一般の人に開放されていました。青年の家とは、青少年研修宿泊施設のことで、地元の学生等がクラブ活動の合宿等で宿泊していました。
旧ロシア領事館公開模索中:
2013年5月の北海道新聞によると、函館の街並み保全に取り組んでいるNPO法人が所有者である函館市の了解を得た上で旧ロシア領事館の公開を検討しているそうです。建物の耐震改修の必要性を調査したり、また、これからの利用方法についてもいろいろ模索中のようです。