所在地:北海道函館市元町3-13
日本ハリストス正教会に所属。ハリストスとはキリストのギリシャ読みです。
- 函館ハリストス正教会の歴史:
- 1858(安政5年)・・・日本で最初のロシア領事館が箱館に置かれる。初代ロシア領事ゴシュケビッチ着任。
- 1859(安政6年)・・・初代ロシア領事、ゴシュケビッチが現在の教会所在地にロシア領事館の敷地を確保し、日本初の正教会の聖堂が建てられた。
- 1861(文久元年)・・・ニコライ神父、函館に着任。ニコライ神父はこの時まだ25歳でした。
- 1907(明治40年)・・・函館大火で初代聖堂焼失。
- 1916(大正5年)・・・現在の聖堂が建てられた。
- 1983(昭和58年)・・・聖堂が国の重要文化財に指定される。
- 1996(平成8年)・・・鐘の音が環境庁より「日本の音風景百選」に認定される。
ガンガン寺:
最初に聖堂ができた頃に、5個の鐘を楽器の様に鳴らしていました。ガンガン鳴らして
いたので「ガンガン寺」と呼ばれるようになりました。
宣教師ニコライ:
ニコライ神父は学生の頃、日本について書かれた本を読んで、日本に興味をもってくれていたみたいです。ニコライ神父は日本の歴史、社会制度、仏教、儒教など、幅広く研究しました。その後、ニコライ神父は、一度ロシアに帰り、日本へのキリスト教伝道の準備をし、また、すぐ函館に戻ってきました。そして、1872(明治5年)東京へと向かいました。